「律花ー?帰ってるのー?」 すると開けっぱなしの窓からお母さんの声が聞こえた。 帰ってきたんだ。 「はーい」 とりあえず返事をしてチラッと陽斗を見た。 「おばさん帰ってきたみたいだね」 「うん。じゃあね」 「じゃあね」 入ってきたように自分の部屋にもどって振り返ると、ヒラヒラと陽斗が手を振っていた。 私も手を振り返してカーテンを閉めた。