双子王子に愛される!?



少し悔しくなる。  




陽斗はなんだか子供みたいだ。


昔から私のことをりっちゃんって呼ぶし、なんだかフワフワしている。


さっきみたいに抱きつかれて誰かに見られていたとしたら女子の敵が増える.....!


ここならもう大丈夫。


「久しぶりだね~陽斗!」


手を広げる。


「うん!」


再会の.....とまではいかないけど、二人で抱き合って、喜びを噛み締める。



いつも朝一緒にいってるはずなんだけどな。


少し休んで息が整ってきた私は、再び歩き出した。


「そういえば二人は運動会何に出るの?」


「んー俺はね、100m走と選抜リレー」