その日の土曜日。



私は絢香と待ち合わせをして、近くのショッピングモールに来ていた。


理由はクリスマスパーティーのためのプレゼントを買うために。



そして私は悠斗に渡すプレゼントのために。



「どこがいいかなー」


プレゼントを買うためといいつつ、途中は自分たちが楽しむのが目的になってきて用もなく洋服屋さんに行ったりもした。


寄り道を沢山して目的の雑貨店に入った。



冬の雑貨がいっぱい置いてあって、普通に自分が欲しいものがたくさんある。




その中でプレゼントにいいものが見つかった。



それを取って見ていると、


「何選んだのー」



と別々でプレゼントを探していた絢香が後ろからのぞきこんできた。



「今度のお楽しみー」



「えーけちー」



私は絢香にみられないようにお会計をして、先にお金を払っていた絢香の元へ行った。



「次は、悠斗へのプレゼントだね」


「うん」



みんな用と一緒に悠斗へ渡すプレゼントも買ってしまおうと思っていたけど、全然決まらなくて、絢香にも決めてもらうことにした。