私と悠斗と陽斗は毎年クリスマスパーティーをしている。



二人のお父さんがケーキを持ってきてくれる。



今年はどんなケーキかなと考えていると、絢香は違う違うと手を振った。



「そういう意味じゃなくて、特別に!!」



悠斗に特別に、かぁ。



考えてもいなかった。



「あげた方が、いいかな?」



「もっちろん!」


絢香は大げさに頷いた。



「そっか」



プレゼント、考えてみようかな。