双子王子に愛される!?




「立花律花ちゃんだよね?」



その人はそう言って手を差し伸ばしてきた。



この人なんで私の名前知ってるの!?




「写真よりかわいいねぇ」



そう言って腕をつかんできた。



写真ってなに?



わけがわからない。



「手を放してください!!」



「なんで?サイトに登録したのは君だろう?」




サイト?身に覚えがない。




男の人は持っていた携帯の画面を私に見せた。




『立花律花です♪だれでも会いに来てね!!住所は……』



そういう言葉とともに私の写真が添付されていた。