その状況に頭がついていかなくて、立ちすくむ。



「どうしてかわかんないの?石原君のことだよ!!」



周りの子がにらみつけて言ったことには心当たりがあった。



石原君は今泣いている子の好きな人。



よくみんなで相談を受けていた。



そして、石原君に私は昨日告白された。



「でもそれは......」



ちゃんと断った。



好きじゃないです。ごめんなさい、って。