「えっと...」 悠斗は無理そうだからここから出ようと思ってたのに... ほかの誰かを指名しようかと壁にかかっている男子の写真に目を移して悩んでいると、 「いい、俺がやる。」 悠斗がやってきて、ソファーのように作られた椅子に促した。 陽斗の時もそうだったけど、女子からの視線が痛い。 「いいの?」 今にも刺してきそうな女子たちを横目に悠斗に尋ねる。 「いい。疲れた。」 座ったソファーにもたれかかった悠斗をじーっと見つめる。