「~大道具係は──」 1つの教室に各クラスの大道具係が集まった。 みんな何人かで来ていてそれぞれ話ながら聞いていた。 一人で来た私は黙々とメモをとるしかない。 話す相手もいないので、少し眠くなる。 内容は看板のクラス担当や、当日の仕事の内容や、片付けなどの説明だった。 そして紙が配られた。 前から回ってきて、一枚とって後ろに回す。 その紙はボランティア募集の紙だった。