文化祭を明日に控え、学校はさらにあわただしい。



そしてある程度の準備を終え、また、悠斗と帰ることになった。



いつもの分かれ道まで三人で。


悠斗と帰る私のことを絢香はどう思ったんだろう。




悠斗の隣にいていいのは私じゃない。絢香なのに。



いつもよりも道が長く感じる。



自分の気持ちに気付いてしまったあの日から悠斗の顔が見れない。辛い。



この気持ちを誰にも知られてはいけない。


だれも好きになってはいけなかったのに。




どうして悠斗を好きになってしまったんだろう。