「女の子....!?」



向かいの家の影から出てきたのは同じ制服を着た女の子だった。



私はてっきり男の人だと思っていた。



「悠斗!なんで知ってるの?」



私は隠してた....はず。



「この前下駄箱に手紙入ってただろ?俺朝練で手紙いれてんの見たんだよ。そんときはなにかわかんなかったけど、この前部屋いったときその手紙の内容見てわかった。しかもそいつが今日ついてくるし.....」




悠斗は気づいてたんだ。


私はぜんぜんわからなかったのに。






悠斗はじっとその子を睨んでいる。



その視線に耐えられなかったのかその子は泣きながら話始めた。