倒れるまで無理して一人でため込んでいたのに。 俺は何もできなかった。 「もう放課後だから帰らなきゃいけないけど、どうする?」 「おぶって帰ります。ありがとうございました。」 りっちゃんをおんぶして家まで帰る。 りっちゃんのお母さんに言って家に入らせてもらった。 りっちゃんをベットまで運んで寝かせる。 すぅすぅと規則正しい寝息をたててる。 よかった。さっきよりは楽そうだ。 「ごめんね。」 りっちゃんには聞こえてないだろうけど、言わずにはいられなかった。