双子王子に愛される!?



「どんな子なの?」



「うーん.......可愛くて、守ってあげたいし、でも自分のなかに芯を持ってる子。すごく近くて遠い。あとは......鈍感だなぁ。」


陽斗が幸せそうにその子のことを話すから、こっちまで幸せな気分になった。


『近いけど遠い』ってなんかなぞなぞみたいだな。


どんな子なんだろう。


でも不思議とだれかを聞くことは出来なかった。



「実るといいね。」


私が満面の笑みで言うと陽斗は、


「そうだね。」


となぜか悲しそうに言った。