陽斗と並んでホームセンターまで歩く。 「りっちゃんってさ好きな人いるの?」 「へ?」 ビックリして陽斗のほうを見る。 陽斗からそんな話をされたことがないから驚いた。 「私は、いないよ。」 私に好きな人はいない。 自己暗示のようにつぶやく。 「そうなんだ。」 「陽斗は、いるの?」