夏休みが終わったばかりにも関わらず校内は騒がしかった。



「段ボール取ってー!」



「ペンキ無いー?」



歩いているとこんな会話があちらこちらから聞こえてくる。



私たちの学校は文化祭に向けて準備をしている最中だった。



夏休み前から始まった準備だけど、あと少しとなってさらに大忙しだ。



私たちのクラスは無難なカフェ。



私と絢香は宣伝用に持って歩きながら使う看板を作っていた。



絢香とはお泊まりの後も何回か遊んだりした。



絢香は悠斗が好きだと私に隠さなくなった。