今は帰ろうとしてる。



光「乗れって。」

乃「いい。」

光「乗んねーと帰れねーじゃん!」

乃「だから一人で帰る!」

光「いや、ダメだ!」

乃「なんで!」

光「こんな暗いんだぞ!」

乃「大丈夫!」

光「家族が心配するだろ!」

乃「・・・・・・・

  家族はいないもん。」

光「・・・・・・。」

家族はいない・・・
か・・・




光「そうか・・・・・
  俺と同じだな!」

乃「え・・・・。」

光「そんな顔すんな。」

そんな泣きそうな顔。
こっちまで泣きそうになる・・・・。



光「じゃあ、帰るぞ。」


  ヒョイ


乃「わ!」

俺はそう言って納得はしていない
こいつを無理やり乗せる。


持ったとき驚いた。
あまりにも軽すぎる。
ちゃんと飯食ってんのか?