文化祭から一週間。
あたしは家にはあまり帰らず情報集めしか
していない。
学校は無断欠席。

あーあ。
地味で大人しい設定の自分が壊れていく~。


ま、それはおいといて!
じつは何もつかめていないんだ・・・。

乃「なぜこんなにも情報がないのか・・・。」

まだ昼間なのであたしは音羽 乃愛瑠の
格好でいた。

逆に地味すぎて目立ってしまっています。
失敗したー・・・・。


私は細い道で日が暮れるのを待っていた。

そこに男が数名歩いてくる。
ウィッグをきれいになおして髪を整える。


「ん?わお!」
「お前可愛いなぁ!」
「今暇だよな!」

ほらつれた♪

乃「ん~、そうだけどぉ?」

「なら遊ぼうぜ~!」
「おじさんたちも暇なんだよ!」

乃「いやよ。」

「あ?」
「俺達に逆らわねぇのをお勧めするぜ?」

乃「どぉしてぇ?」

「なんたって俺らは

 一ノ瀬組なんだからな!」

一ノ瀬!?
こいつら・・・・・・・
組を汚しやがって・・・・・・・・・。

でも、使えそう・・・・。

乃「そ、そうなんですかぁ。」

「ほらこっちこいよ。」

乃「え・・・・」

「怖くないから安心してな!」

乃「や、あの・・・・」

「いいから来いよ!!」