そのまま歩き続け人気のないところに来た。

ふと外を見た。
向こうの廊下にドレスを着た目立つ女が一人。
たおれてた・・・・。
見つかって安心した、けど

俺は無意識に走り出した。


達「光輝!?」

彩「どこいくんや!!」


無視!!

ダッシュで階段を登りさっき見えたとこまで
全力で走る。


みたところ誰もいない。

光「よかった・・・・・。」

たく・・・

光「無防備すぎなんだよ、バカ。」

乃愛瑠は寝ていた。
疲れてんのかな。
!!
よく見るとうっすら赤い目。

光「・・・
  乃愛瑠、泣いたのか?」

寝ている乃愛瑠に話しかける。
もちろん返事はない。

きっと聞いたってごまかす。

俺は乃愛瑠を抱き上げる。

光「そんなにたよりねぇか?」

そう呟いて────


  チュ


頬にキスをおとす。



彩「光輝!!
  やっと見つけた!!」

達「いきなり走り出したと思えば・・・
  見つかったんですね。
  よかった。」

光「・・・・・・・・。」

邪魔すんなよなぁ・・・・・・・。

達「どこ行くんですか?」

光「要人たちんとこ。」

彩「乃愛瑠寝たままで?」

光「別にいいだろ。」

むしろそのほうがいい。

逃げる心配がない。
離れて行く心配がない。
捨てられる心配がない。

彩「エロいことすんなよ!!」

光「お前と一緒にすんな。」

彩「ひっでぇ!!」

達「早くしないと休憩終わりますよ。」

光「ああ。」



乃愛瑠をお姫様抱っこしたまま俺達は
要人の教室へとむかう。



光輝side
end