行き場をなくした私は教室に戻る。


<-------。>


  ガラッ


<・・・・・。>


煩かった教室は一気に静かになる。


  ガラッ


先「おーい、席つけー!!
  HRの時間だー。

  ん?
  音羽なにやってる?
  座れ。」

乃「はい。」


  クスクス


あ、そういえば落書きがあるんだった。


「泣くかな?(ボソッ)」
「さっき泣かなかったから付け足し
  といたけど、きくかな?(ボソッ)」

そういうことは小さい声で言えば
いいのに・・・。



{死ね!!}
{ブス!!}
{学校来んな!!}


などなど、
ありがちね。


  ジー・・・


視線が私に集まる。



甘いわね。
私はこれぐらいじゃ泣かない。
弱いところなんて見せないわ!