行方不明
これは・・・きっと・・・

‘私のせい’


気づいたら旧音楽室にいた。


  ガラ・・・・

  ずるずる・・・


私は壁に寄りかかって次第に座り込む
そしていっきに流れ出す涙。

乃「ふ・・・ぇ・・・・・
  く・・・・・・・・・・・」

私は声を押し殺して泣いた。
また私のせいで誰かが傷ついたんだ・・・


また・・・・・・・・・・


流れ続ける涙。


‘‘泣くな!
  乃愛瑠、泣きたいときは笑え!!’’


!!


‘‘この歌はね、
  私が寂しいとき歌った歌。
  これを歌っているといつも乃愛瑠が来てくれた
  だから乃愛瑠も歌ってごらん!
  きっと誰かが来てくれるから。’’


お姉ちゃん・・・。

聞こえるはずのない。
大好きな声が聞こえた気がした・・・。

乃「・・・・・・


  ひとりでもいくよ
  たとへつらくても

  ・・・・・・・・・・・・・。」