あー・・・ダメだ・・・・・・
思い出しちゃダメ・・・
このままじゃ、
ここで泣いちゃう・・・・




廊下にいる黒狼幹部と華子。
様子を見てるみたいだ。




「聞いてんのかよ!!」


  バキ


乃「・・・。」


<クスクス・・・>

一人の女子生徒が私の顔を殴る。
この人は族に入ってる。
というか
絵里華とかいうやつも
そのとりまきも。

殴ってきた子はなんだか
うれしそう・・・・
別に私はこれぐらい
痛くもかゆくもないっつーの。



私は泣くわけでもなく、
 いったー・・・・
と、言うわけでもなく。
何もなかったかのように前をむく。