年下のキミと甘い恋を。



3年生がものすごいスピードで走っていく。


私は後ろから3番目をキープしていた。


12人中の後ろから3番目だから結構厳しい。


「鈴木ーーー!!!!頑張れー!!!」

「亜美ー!!逃げろ逃げろ!!!」

「抜かせーー!!!!」


いろんな声援が聞こえてくる中、私のクラスからの応援も聞こえてきた。


半分を走り終わり、あと400メートル。


少し息があがってきた。


はじめに飛ばしていた3年生達はスピードが落ちてきている。


私はスピードをあげてとりあえず3人抜かした。


それでも前には6人いる。


あと1周半。応援は一層、ヒートアップしてどこのクラスが誰を応援しているのかもわからなくなっていた。


私は限界までスピードをあげ、全力疾走で前を走っている人を抜かしていく。


4人抜かして3位まであがった。


ラスト半周。