年下のキミと甘い恋を。



力なく私の名前を呼ぶ莉緒。


「どうしたの?
なんかあった?」


顔を覗き込みながら聞くと、莉緒は屋上で話すね、と立ち上がった。


私も立ち上がり、2人で屋上に行く。


屋上の扉を開くと気持ちのいい風が私たちの髪を揺らした。


「きもちいいー…」


んー、と伸びをしてフェンスを背に腰を下ろした。


莉緒も私の隣に座る。


「夏休みなにがあったか話して?」

「えっと、ね…」





【莉緒side】

夏休み、あまりにも宿題がわからなさすぎてあたしは夏休み中に開放している勉強会に参加した。


勉強会って言っても教室を開放しているだけで先生が教えたり、とかいうのはない。


ただ学校に行けば誰かしらに教えてもらえるかな、って思っただけだった。


教室のドアを開けるとクーラーの涼しい風が頬を撫でる。


「はぁぁ…涼しいぃ…」