年下のキミと甘い恋を。



長い校長の話も夏休みのことを思い出していたらあっという間だった。


莉緒と教室へ向かっていると、前に山川先生を見つけた。


山川先生も私たちを見つけて近寄ってくる。


「お前らちゃんと宿題終わったのかー?」

「終わりましたー」


べーと舌を出して山川先生に対抗する私。


「蒼井もちゃんと終わらせたのか?」


莉緒の顔を覗き込むように腰をかがめる。


「…………っ!」


莉緒は顔を赤くさせ、逃げるように走って行ってしまった。


…?

どうしたんだろう…


去って行ってしまった莉緒の姿を切なそうに見ている山川先生。


これはなにかあったな…


莉緒に話を聞こう、と山川先生と別れて教室へと急ぎ足で向かった。


「りーおっ!」


自分の席で俯いている莉緒に声をかけながら前の席の椅子に後ろ向きに座った。


「楓菜…」