年下のキミと甘い恋を。



後ろから叫ぶと右手をひらひらとさせてそのまま去っていった。


私は綾人の背中が見えなくなるまで見つめていた。


その日の夜、今日のデートを思い出していた。


ウエイター姿の綾人。

少し照れてる綾人。

バツが悪そうな顔をする綾人。

ふっと笑う綾人…。


いろんな綾人が見れた。


思い出すだけでまだドキドキと胸が高鳴る。


幸せすぎた1日が終わってしまうのを少し寂しく感じながら、私は眠りについた。





今日は始業式。


長くて短い夏休みが終わった。


この1ヶ月いろんなことがあった。


綾人とまた出かけたり、一緒に勉強したり、バイトしているお店に遊びに行ったり…


私の綾人への恋心は夏休み前と比べると明らかに加速していた。


会うたびに、帰るたびに、綾人に「好きだ」って伝えてしまいそうになって慌てて自分の中に押し込めていた。