「…あー、それ俺が払っといたから。」
「え!?」
「行くぞ」
少し、バツの悪そうに言うとささっと外に出て行ってしまった綾人。
慌てて追いかけると外で待ってくれていた。
「あの、お金。悪いから払うよ…」
「いらね」
「でも、」
「いらないって言ってんの。
こういうときぐらい甘えとけって」
私の顔を見ずに言う綾人。
耳がほんのり赤くなっている。
……なんか、照れてる?
「んー。綾人」
つんつんと腕をつついて綾人をこっちへ向かせる。
「ありがとう」
私がそう言うとまた少し照れたように
「しゃーなし」
と笑った。
その笑顔に今度は私が赤くなってしまった。
2人でぶらぶらと歩く。
「お前歩くのおっせえ」
なんて言いながら私のペースに合わせて歩いてくれる綾人。
そのあとは近くの百貨店にはいって2人でいろんなお店を回った。

