年下のキミと甘い恋を。



「付き合ったらいいのに」


私の前で頬杖をついて少し呆れ顔で言う莉緒に曖昧に笑って返した。


これから迎える夏休みでこの恋心が一層、加速するとも知らず──。







昨日、終業式が終わり今日から待ちに待った夏休み!


「楓菜ぁ〜」


目の前でぐだーとテーブルに突っ伏している莉緒の頭を優しく撫でる。


今、私たちはファミレスに来ている。


「わけわかんないぃぃ」


お互い、宿題を持ってきて一緒にやってるんだけど莉緒がずっとこんな調子。


ちょこちょこ教えてはいるんだけど…


私はとりあえず数学の宿題を終わらせた。


「まぁまだまだ夏休みあるしゆっくりやっていこうよ」


「むー…」


少し頬を膨らませた莉緒は諦めたのかバンッ!と開いていた英語のワークを閉じた。


「もう知らない」


ちょっと拗ねたように言う莉緒が可愛くて頬が緩んだ。