年下のキミと甘い恋を。



「なんだこれ?」


青い包装紙に包まれたそれを何度も角度を変えて珍しそうに眺める。


「開けてみ?」


ガサゴソと包装紙をあける。


「……リスバン?」

「綾人、誕生日もうすぐでしょう?」


私がそう言うと綾人は目を見開いた。


え、なに?変なこと言った?


「お前…俺の誕生日覚えてんの?」

「7月8日でしょ?」


なんでそんなこと聞くんだろう。


好きな人の誕生日くらい覚えてるよ。


「ふーん…」


綾人はリストバンドを袋から出して手を通した。


自分の手首にあるリストバンドを嬉しそうに眺める。


「楓菜、ありがとな」


綾人は私の大好きな笑顔で言った。


眩しくてドキドキして、私は頷くことしかできなかった。





家に帰ってLINEで簡単に莉緒に報告するとすぐに電話がかかってきた。


家に帰ってからもずっと心配してくれてたみたいでスマホを手放さずにいたらしい。