年下のキミと甘い恋を。



優しい莉緒の声に少しだけ落ち着いた。


ちゃんとねぇ…


そうは言ってもさぁ…


「前だって勝手に連れてかれて勝手に話終わらせられたんだよ…」


泣いた私が悪いけどさぁ…


思い出してじわっと涙が浮かぶ。


莉緒が涙を優しく拭った。


「だったら今度は無理やりこっちが話してやればいいじゃない」

「それができたら苦労しないよぉぉぉ」


目があっても逸らされるんだよ…


向こうも私のこと避けてんだよ…


なんで好きなだけなのにこんな想いしなきゃいけないのぉぉ。


ポロポロと泣き出す私の頭を莉緒は優しく撫でてくれた。





結局、今日も綾人と会うことすらできず放課後に。


「莉緒、ちょっと職員室行ってくるから待ってて」


帰る用意をしている莉緒に私は声をかけた。


「わかった!いってらっしゃい」


莉緒はひらひらと手を振った。


私もそれに振り返す。