年下のキミと甘い恋を。



俯く私の顔を綾人は覗き込むようにして言った。


そうじゃないの、そうじゃない。


綾人はなにも悪くないの。


そう思うのに、言葉にならなくて。


代わりに涙がぽろぽろと溢れた。


「……っ」

「……ごめん。」


綾人はそう言って私の頭にポンっと手を乗せた。


私に背を向け、そのまま資料室を出て行ってしまった。


伝えられないもどかしさや、綾人の切なそうに笑う顔、「ごめん」って言った声が頭の中でぐるぐる回る。


私はしばらくそこで泣いていた。





気づけば日はすっかり沈んでいた。


どれくらい泣いてたんだろう。


目が腫れていてうまく開けられない。


とりあえず私は立ち上がった。


時間を見ようと、携帯を開くと莉緒から1通、LINEが届いていた。


〈どうなったか教えてね☆〉


上手くいった、と思ってるんだろうな…


むしろ悪化したよ…