年下のキミと甘い恋を。



……ん?


もしかして私のこと見てる?


うちの学校は、新館と本館に別れていて私たち2年の教室があるのは新館。


1年生と3年生は本館だし、2年生も私以外はまだ登校してきていない。


不思議に思っていると、その男の子がこちらから顔を背けた。


気のせいだったかな、と思いながらサッカーしている姿を眺める。


段々と登校してくる人数が増えてきて、男の子たちはサッカーをやめ、ボールを直した。


下駄箱へと向かっていく姿をぼーっと眺める。


下駄箱は私たちの教室の下の下にあるから、下駄箱に近づくにつれ姿がはっきりと見えてくる。


さっき見てた男の子ってあの子かな…


恐らく先ほどこっちを見ていた男の子をじっと見つめる。


よく見るとそれは


── 綾人だった。


ふっと綾人が上を見上げた。


窓から身を乗り出すようにして見ていた私と目が合いそうになって