年下のキミと甘い恋を。



驚いて固まる私に莉緒はニコッと笑った。


「隣にいたらわかるよ♪」


とりあえずショッピングモールを出て、近くの公園へと向かう。


公園のベンチに座り、一息ついた。


今のままじゃダメだって、私もわかってるけど…


話せないんだよ…


話したら好きだって溢れちゃいそうで。


また傷つくのが怖くて。


ベンチに座ってからずっと俯いている私を見て莉緒はため息をついた。


「楓菜。傷つくのが怖いとかそんなん思ってたら恋なんてできないよ?」

「うん…」

「恋は傷ついてなんぼ。
傷ついた分だけ叶ったときの嬉しさが増すの。」


莉緒はそれからもいろんなことを言って私を励ましてくれた。


帰り道、いつも莉緒と別れるところで足を止める。


「莉緒、今日はありがとう。
なんか莉緒の誕生日なのに私ばっかり元気づけられちゃった。」