年下のキミと甘い恋を。



反射的に目を背ける。


今朝の光景が頭をよぎった。


ズキズキと胸が痛む。


少しスピードをあげて学校を後にした。





綾人を好きだと自覚したあの日から2ヶ月が経った。


梅雨が始まりじめじめとしている。


あれから綾人とは会うことがなくて、悲しい反面、ほっとしている自分がいた。


また女の子と一緒にいるところを見てしまうんじゃないか、って…


会いたいけど会いたくない。


会いたくないけど会いたい。


この想いがずっとぐるぐるしている。


なにもできないまま、結局2ヶ月が過ぎていた。


「あー。だめだ。暑い。じめじめする。」


私の机にぐだーと倒れこんでいる莉緒。


私は莉緒の頭をよしよし、と撫でた。


「そういえばもうすぐ莉緒の誕生日だね。なんか欲しいものある?」

「んー。楓菜と遊びに行きたい!」