年下のキミと甘い恋を。



「…よし。サンキューな」


1年生の階まで持ってきた私たち。


1年生にプロジェクターを渡すと、山川先生がぽんと莉緒の頭を撫でた。


「ちょ、ぼさぼさになる!!」


怒る莉緒を見て山川先生は笑っているけどその目が優しい目をしている。


「チャイム鳴るから教室戻れ。
助かったわ、ありがとうな」

「山川先生」


焦って走り出した莉緒を追いかける前に山川先生を呼び止める。


「先生さ、あんまりそういう顔しないほうがいいと思うよ?」


山川先生はきょとんとして首を傾げた。


山川先生の耳元に顔を近づけて囁く。


「そんな調子じゃ莉緒が好きってみんなにばれちゃうよ…?」

「な…っ」

「気をつけてね。ばいばい」


顔を赤くした先生に手を振って、走って教室へ戻る。


先に戻っていた莉緒が不思議そうな顔をした。