年下のキミと甘い恋を。



そう言って立ち上がったのは…


「新入生代表の挨拶、1年2組辻岡綾人」


──綾人だった。


そういえば綾人って頭よかったっけ…


もう挨拶なんて頭にはいってこなかった。


ただ綾人に釘付けで。


なんとなく面影のある目元。


笑ったら目元にしわができるところが好きだった。


「ありがとうございました」


綾人がそう言って挨拶が終わり、礼と司会の声がはいる。


綾人も軽く頭を下げる。


顔を上げると同時にちょっとにこって笑って舞台から降りていく。


女子から黄色い声が飛ぶ。


愛嬌があるところも笑ったら目元にしわができるのも変わっていなかった。


顔も整ってるから全学年の女子の目がハート。


ちょっともやっとする。


1年生の列に戻ろうとする綾人を見ているとふと、綾人が振り向いた。


その瞬間、目が合った。


思わず私は綾人から目をそらしてしまった。