年下のキミと甘い恋を。



「僕の家、定食屋なんだ。
高校卒業したら家を継ぐつもりだから大丈夫だよ」


心配ありがとうね、と言って私の頭をぽんぽんとなでる先輩。


触れられた途端に、顔が熱くなる。


「よかった…!」


そう言って笑うと、渡辺先輩は私の頭から手を離し、その手のこうで口元を覆った。


「?」


そのまま、向こう側を向いてしまった。


なんか、変なこと言ったかな…


落ち込む私に渡辺先輩の顔が、耳が、真っ赤に染まっているなんて知るはずもなかった。





映画を見終わり、近くのレストランで落ち着く。


「告白シーン、よかったですねぇ〜
演技も上手くて感動しちゃいました」


遅めの昼食をとりながら、感想を言い合う。


「原作と変わってるかな、って思ったけど全然そんなことなかったね。
むしろ原作を活かした感じ」


あとから注文したパフェを食べながら、うんうんと頷いていると先輩が私の顔を見てクスッと笑った。


「どうかしました?」


首を傾げて言うと、渡辺先輩が少し身を乗り出してぐいっと私に近づいた。


「せ、せんぱい?」