年下のキミと甘い恋を。



── ドンッ!


1番後ろにいた男子の肩と私の肩がぶつかった。


その衝撃で私は階段から落ちてしまった。


「い…った…」


私にぶつかった男子は気付かずそのまま行ってしまった。


そんなに高さもなかったためか、軽く尻餅をついたのと左手を少しひねっただけで済んだ。


手もすぐ治るだろう。


「はぁ…」


ため息をつきながら、起き上がろうとすると視界が少しだけ暗くなった。


「大丈夫!?」


と同時に声がかかった。


顔を上げると、渡辺先輩が私に向かって手を差し出していた。


「今、階段から落ちたよね?
大丈夫?足ひねったんじゃない?
保健室行こうか」


「え、えと…」


早口でまくしたてられたのと渡辺先輩がいる驚きでうまく話せずにいると渡辺先輩は私に先輩のブレザーをかけて膝の下に腕を入れ、持ち上げた。