すると、そこに





「────あー!いたー!千夏っ!」





アイスを両手に抱えた美月がこちらに向かって走ってきた。





.....そっか、私....美月のこと、すっかり忘れてた






「どうしたの?こんなところで」






「美月、ごめんね。
男の人たちに連れて行かれそうになって.....蓮くんが助けてくれたの」





隣の蓮くんが、美月にぺこりとする。






それに気づいた美月も、蓮くんにぺこりと返す。