俯いたまま先輩の横を通り過ぎようとした時、 あたしの腕を佐野先輩が掴んだ。 さ・・・・・・の・・・せんぱ・・・い? 「別にいいけど。いても。」 あたしを見下ろす先輩の顔が近すぎて、 反射的に腕を振り払ってしまった。 い、今・・・なんて言ったんですか・・・? 「あ~ごめん、嫌?」 ポケットに手を入れて、 あたしの顔を覗く佐野先輩。 ひ、卑怯ですっ!そ、そんなの・・・っ! あたしが手足をバダバタさせていると、 佐野先輩はお腹を抱えて笑い出した。 ・・・・・・あたし何かおかしいでしょうか。