それはあたしがここに入学した二年前。 一目惚れだった。 漫画に出てくるような王子様に見えて、 その日からあたしは佐野先輩が好きだった。 だけど、地味でブスで存在感のないあたしは、 いくら先輩とすれ違っても、 あたしを視界に入れてくれる事は無かった。 だけどあの日_______… 「そこ俺の場所なんだけど」 あの日、初めてあたしに向けられた言葉。 それがすごく嬉しかった。 だけどそれも束の間、 佐野先輩はあたしを見るなり、 たった一言であたしの初恋を打ち砕いた。 この場所で。