心地いい風が枯葉を攫っていく。 裏庭にある大きな友達の下。 ここであたしの初恋は始まった______… 「むぅちゃん」 「先輩・・・。」 初恋は大好きな本人にあっさりと終止符をうたれ、 あたしは新しい自分でまたこの人に出会った。 ようやく動き出した恋の時計。 進み出した時間・・・その中であたしが想う事・・・。 「先輩・・・、あたしずっと佐野先輩が好きでした。」