その時、背後から来るモノに気付かなかったあたしは、 肩を叩かれ静かに振り返る。 「うぎゃーーーーーーーーーっ!!」 あたしの叫び声で逆に驚かされたお化け役の人は、 タジタジと暗闇の中へ消えていく。 「お、おい・・・」 さっきよりも近くで聞こえる三澤くんの声。 嗅いだ事のない香水の香り。 佐野先輩の甘い香りとは真逆で、 少し鼻にツンとくる匂い_______… 視界いっぱいに見える白い生地。 こ、これは・・・そ、その・・・何かの間違いでは?