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「…」

な、なに?

家の前に人がいる…


1、2、…4人?


あ、あの黒髪の人はこの間のイケメンさん?

ってことは、あの集団はみんな兄弟!?

意外と人数いた。

二人とかかと思った。


こそこそと家の門の陰まで移動して様子を伺う。

うぅん、この距離じゃ顔見えないな。

目悪いのが悔やまれる…


その時、振り返った黒髪さんと目があった気がした。


「あ、あの子」

その言葉に他の3人もあたしに目を向けてくる。

うわぁ恥ずかしい。


「こ、ここんにちわ」

ペコッと頭を下げると、丁度よかった、と黒髪さんが近づいてきた。


「この間会ったの、覚えてる?今日は兄弟たちを紹介しようと思って来たんだ」


「覚えてますよ!あ、玄関てのもあれなんで中入ってください!」


「よかった。ありがとう」

ニコッと微笑まれて心臓が跳ねる。

あぁぁ、イケメンすぎる…。