あれ?待てよ?
なんかあたしこの感覚どこかで…
「!、やだっ!血吸わないで!」
家で魁に牙を出されたときのことがフラッシュバックする。
「ちょっとだけ…」
小さな声で聞こえたその言葉に、ぶんぶん首をふる。
「やだっ!」
「ちょ、いたい…」
あたしの顎が丁度来の頭に当たったらしく、むくり、と来はあたしからどいた。
「冗談に決まってるじゃん…。ばかなの?」
「冗談に思えなかったから!こんなことのために保健室きたの!?」
なんなの冗談って!
この双子は!全くもう!
「違う…」
すると来はポケットから、赤い液体の入った瓶を取り出した。
まさかその赤いのは…
「血じゃない。似た成分だけど」
「あ、よかった…」
リアルに血飲んでるのみたら倒れるわ…
保健室だから平気か。
…平気じゃないわ。


