…黒烏に入ってからも、俺は周りに馴染もうとしなかった。そんな俺を、マサはよく気にかけてきた。 うざくて、鬱陶しくて仕方なかったけど…。 あいつはたまに横にやってきて、許可もなく勝手に横に座ると、タバコを渡してきた。 そして、二三言葉を発するだけ。それだけ。 …マサという奴は、とにかく不思議なやつだった。