……目をそっと開ける。 こんななにもないところだと、無駄にいろんなことを考えてしまう…。 思い出したくないことまで…。 あの頃の俺は、想像もつかなかっただろう。今、俺がこうしていることに。 昔の俺が、今の俺を見たら鼻で笑うかもしれない。 もう、あれから3年も経つのか―――…。 “あいつ”とのことは一々はっきりと覚えているのに、 あの頃のことは正直、特にこれと言って思い出に残っていることもなく、すごく曖昧だ。 多分、あの頃は生きているのに“死んでいるよう”だったからだろう。