「…実は…鈴実は、二卵性の双子で生まれた」 『え…?』 「鈴華は…お前の姉… 鈴華は、死んだはずだったのに… そうか…。あの後、鈴華は…」 くっと何かを悔やむような声を出して お父さんはその場に崩れた… 柚は、鈴華だった。 そうなれば…全ての予想がつく… 柚の腕の傷、お父さんの言動… そして…浮かんでいた涙。