――――― ――――― 「小原はどうした?」 「保健室だと思いますー」 柚のグループの一人がそう言った …何だか、放っておけなくて衝動に駆られ 気がつけば気分が悪い、と教室を抜け出していた 空が…見たいな…。 何となくそう思って、屋上への階段を上がっていった この先には…私だけの世界がある 何も考えなくていい。場所が… ドアの隙間から遮られていた光りを受けた 屋上。