「俺とうららちゃんは、竜っていう共通点持ってんだよ。竜に聞いてねぇ?」

「知らない。」

だからか、竜みたいに、優しいオーラを醸し出してる。

「そっか。付き合ってすぐに死んじゃったもんな。竜。今は、元気に、子供の面倒見てると思うよ。竜は、手紙が来たって喜んで。前に進もうとしてた。聖音ちゃんっていう子供がいるんだ。」

「へぇ。よく知ってるね。」

「おれ、最近来たからここに。」

「竜が幸せなら、うちらも幸せになろうよ。子供でも作って。」

「お。気が早いな。じゃあ、スピード結婚しますか。俺ら。」

「うん。」