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ユキへの怨みを晴らしてくれたあたしの赤子が、あたしの腕の中で灰になった。


パラパラと落ちていく灰を見つめていると、自分のお腹が急激に膨らんでいくのがわかった。


経っていられなくてその場に膝をつく。


2つ目の怨みがすぐにでも生まれそうだ。


「くっ……あぁぁぁ!!!」


背中をのけぞり天井へと顎を突き出して叫ぶ。


バリッ!と腹部が避ける感覚があり、次の赤子が産声を上げた……。