「我々はまた、村に行く。最優先事項。他の事には構うなとの命令あり」 最後のはサクスくんに向けた言葉。 どことなく謝罪を含んだ音色だけど、サクスくんは騎士たちの姿も見ていない。 「フィーさん、行きましょう」 騎士たちが進む方向と逆に向かう。 「サクスくん、さっき話したモンスターって……」 「……。オレが、なんとかします。そうするしか、ないんすよ」 決意を露わにする後ろ姿は果敢でありながらも、どこか語りきれない虚しさがあった。